松本明子さんの本「実家じまい」は、「空き家の処分」「大量の家財整理」「墓じまい」の重要項目3つに焦点を当て、それぞれの専門家に教えてもらうという構成です。
書籍購入の理由
なぜ「実家じまい」を購入したかと言うと、長男(私)・長女(妻)が結婚し、それほど信心深くない両親(私側)のもとで育ち「お墓」とのこれからの関わり方に少し悩んでいるためです。父親は庭に骨を撒いてくれと言っておりますが、さすがにそれはできません。(そんな事しませんから、ご安心ください。)仮に海に散骨したならば、残るお墓に私の父親は入らないのです。そうなると、祖父母のお墓でもあるものの、私はなんだかピンときません。私の子供達にとっては、ピンとこない以上のはずです。
実際に見かける実家じまい
不動産会社のお客様がいると色々な実家じまいを見かけます。日本全国津々浦々の兄弟姉妹で共有になっている不動産を譲渡しているので、やり取りするのは大変そうです。相続開始後3年10ヶ月以内の譲渡であれば、一定の場合には、譲渡所得税は軽減されます。心の整理も大変であるのは想像に難くありませんが、遺産分割中に実家を譲渡するしないを決めるのも一つの手だと思います。実際問題として、実家エリアの不動産屋さんに相談がしやすいと思います。
面倒だから先延ばしにする
実家お墓について、話し合うのは大変だとは思います。ただ、先延ばしにすると、良い事は何一つありません。仮にお墓や実家について話し合う事が大変だと感じられているとしたら、次の世代はもっと大変です。そのため、ベビーブーム世代の方々には、実家の事とお墓の事を真剣に考えて、次の世代の意見を聞いて頂きたいと思います。
まとめ
松本明子さんの本「実家じまい」にもあるように、先延ばしにすると大変な目に合う方もいると思います。気持ちの問題と場所の問題は、区別して考えれば良いのではないかなと私は思います。考えるきっかけになれば幸いです。