「しくじる会社はどこで分かる?」

数字と言うよりもニオイとして、どこで分かるのだろうかと思い購入した本です。しくじる会社がどこで分かるかは、本をご覧ください。Amazonで多少内容は分かると思います。

確かに思い当たる部分もあります

M&Aの案件で急激な成長の結果、資金繰りが悪化、売り案件となるというパターンでは、社長が身にまとう空気感は似ています。この空気感が具体化したものが「しくじりリスト」に入っています。

実は資金繰りを失敗し、売り案件となるパターンにはもう一つあります。家族的・牧歌的な会社です。それ自体が悪いとは思いません。ただ、決断が先延ばしになり、資金繰りの悪化が進みます。

資金繰りが悪化する企業の決算書は貸借対照表(読み方:たいしゃくたいしょうひょう  B/Sビーエスとも言います)が悪いです。

しくじりの第一歩として、私が思うのは、自社ビルと桁外れの高級車を会社のお金で買う。(しかも、従業員の待遇があまり良くない状況で。)

急激な成長を遂げている社長こそ、B/Sを意識し、YESマン以外(NOマン?)を置いておく必要があります。(色々な社長の車購入を止めてきました。)

究極的にはお金がない事(=資金繰りが悪い事)で潰れます。借りやすい会社の財務諸表、これから融資を受けたい社長の言動はB/Sに現れるので、どんな会社にしていきたいかは大切です。

見栄っ張り社長の見栄っ張り財務諸表(お化粧財務諸表=粉飾決算)には、注意したい所です。