本ブログは社長が銀行と数字で会話できるようにする事を目指します。
さて、今回は経費のうち、かんたんな経費についてです。
かんたんな経費と難しい経費があるのです。
費用は借方
覚えていますか?費用計上は借方にされる事を。
費用が出ていくという事は、一番わかりやすい場合、現金無くなりますよね?
(借方)費用 / (貸方) 現金
財産が減る時は、資産の減少なので、貸方です。
仕訳は常にバランスしますから、反対側の借方に費用を計上します。
一般的な費用一覧
ざっと眺めて下さい。実務の場面で分からない時は、調べればすぐに分かります。
- 仕入高
- 役員報酬
- 給与
- 法定福利費 →社会保険料の会社負担分
- 福利厚生費
- 広告宣伝費
- 車両費 →ガソリン代とか
- 地代家賃 →敷金や保証金は違います。後で返還される可能性のある財産価値→資産です
- 旅費交通費
- 水道光熱費
- 消耗品費
- 保険料
- 支払利息
費用と支出の違い 時々いる危険な社長
たまに借入金を費用だと思っている社長がいらっしゃいます。
確かに借入金を返済すると、お金が無くなります。
つまり、資産が減少するので、貸方は預金などです。
(借方) ○○ /(貸方)預金
借方は何でしょう?
資産・負債・純資産・収益・費用 から選んで下さい。
時間終了!
答え
負債と費用です。
借入金を返済する時、元本部分と利息部分があります。
利息部分は費用です。(営業外費用)
一方で、元本部分は負債です。
負債は、将来財産を減少させる価値があるものです。
ややこしいですが、借入金を返済するという事は、
その分だけ、借入金を返さなくても良くなります。
1000円の借金について、100円返したら、900円の借金になります。
つまり、将来財産を減少させる価値が減少します。
負債が減少します。
そのため、借方に負債を記載します。
ちょっとややこしいので、暗記して下さい。
あとで理解できます。
借入金の元本部分の返済は、負債の減少として、借方に記載です。
まとめ
勘定科目名の暗記は資格試験以外で必要はありません。
基本エッセンスである資産・負債・純資産・収益・費用の区分を理解して下さい。