小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者が地域の商工会や商工会議所のアドバイスを受けて経営計画を立て、その計画に基づいて実際に取り組む費用の2/3を補助する制度です。

採択率は比較的高く、「事業再構築補助金」や「ものづくり補助金」よりは、ハードルが低いため、トライしても良いと思います。

動画説明も一番下にありますので、ぜひご覧ください。

制度の概要:

  • 通常枠:最大50万円補助、補助率2/3
  • 特別枠:最大200万円補助、補助率2/3

特別枠の詳細: 賃金引上げ枠、卒業枠、後継者支援枠、創業枠の4種類が存在します。特に、賃金引上げ枠では赤字事業者の場合、補助率が3/4になります。

補助対象となる事業者:

  • 商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く): 5人以下の従業員
  • 宿泊業・娯楽業・製造業・その他: 20人以下の従業員

補助対象経費:

  • 広報費:チラシ、カタログ制作、DM発送
  • WEBサイト関連費:ホームページ、動画制作、オンライン広告
  • 新商品開発費:原材料、パッケージデザイン
  • 機械装置等費:販売管理システム、製造機械、冷蔵庫など

「経営計画・補助事業計画」の書き方:

持続化補助金の申請時、特に重要なのが「様式2-1」の「経営計画」と「補助事業計画」の記述方法です。以下のポイントに注意してください:

  1. 主要な要点を明確に
  2. 箇条書きを活用
  3. 文章量に制限はない
  4. 商工会議所・商工会の助言を求める

サンプルなどもご用意しておりますのでぜひご相談ください!

採択された申請事例: 寿司屋編

この事例では、シニア層の顧客獲得や法要の需要取込みを目的に、テーブル・椅子の導入を計画しました。

Q. 補助金導入のきっかけは?

A. シニア層の顧客獲得、法要ニーズの取り込みを狙うためにテーブル・椅子の導入を検討した

Q. 経営計画書のポイントは?

A. 自社の強みをしっかりアピールするために、周辺に寺社が多い立地であることをアピールした

● 企業概要

江戸時代の東海道の浮世絵のイラストを挿入し、歴史的にも寺社が多い環境を強調し、また企業概要に多くの写真を使うことで、お店の特長が伝わるようした

● 顧客ニーズと市場の動向

「宴会時に椅子を用意して欲しいという要望が多い」、「法事の宴席の選択基準に椅子席の有無がある」ことを記載し、とくにこの部分を赤字で記した

● 自社や自社の提供する商品・サービスの強み

立地の強みを強調。高齢者利用が多い「藤枝市生涯学習センター」、近隣の総合公園「蓮華寺池公園」を写真で紹介

高齢者や女性が食べやすいサイズの手まり寿司の商品開発に触れ、ターゲットである中高年に向けた商品開発を進めていることを記載した 

さらに、お客様の声として、googleのレビューを抜粋して掲載設備面の強みとして、周辺すし店にはない「エレベーターの設置」を挙げ、

足腰の悪い高齢者も2階への移動が可能なことを記載し、「テーブルと椅子の導入」効果が高いことを強調

●経営方針・目標と今後のプラン

1年後の数値目標を記載具体的な取り組み方法について記述

Q. 補助事業計画書作成で意識したことは?

A. 経営計画書からのストーリーが補助計画書にきちんと反映されているかを意識補助事業の概要と効果、今後の進め方について述べるため、経営計画書からのストーリーが補助計画書にきちんと反映されていることが重要!

・ 補助事業で行う事業名

「高齢者対応のテーブルと椅子の導入による新たな需要掘り起こし」として、ターゲットと実施内容を明確化

・ 販路開拓の取組内容

寺社仏閣の多い立地面、エレベーターという設備面の強みを強調しつつ、テーブルと椅子の導入が2階座敷席の稼働率を上げ、売上増つながることを記載

また、今後のスケジュールとして販促活動について、毎月の販促テーマなど具体的に記載

・ 業務効率化(生産性向上)の取組内容

従業員の配膳の負担軽減、配膳の効率化につながることを記載・ 経営方針・目標と今後のプラン「高齢者が不便なく食事を楽しめる店」が大きなアピールポイントになること、「椅子席がないために取りこぼしていたニーズ」を取り込むことで、売上向上が見込めることを記載

Q. 補助事業を実施したあとの効果は?

A. 高齢者だけでなく、女性客のランチ利用も増加した

テーブルと椅子の導入により、法事宴席が以前よりも1割ほど増加

また2階席を椅子席にしたことで、女性客のランチ需要も大きく伸びた

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