正常運転資金は資金繰りを考える上で大切な用語です。銀行格付けや融資の限度を見極める上で使います。
正常運転資金とは、営業・販売に必要な資金の事で、次の計算式で求められます。
正常運転資金 =①売上債権+②棚卸資産ー③仕入債務
①の売上債権は、販売したもののお金を頂いていない部分なので、販売先にお金を貸している状態です。(資金↓)
②の棚卸資産は、手元のお金を材料や商品等と交換した事で現金が減った部分です。(資金↓)
③の仕入債務は、仕入先へのお支払いをお待ち頂いている部分です。つまり、仕入先からお金を借りている状態です。(資金↑)
(資金↓)+(資金↓)―(資金↑)= 資金不足額 となります。