「御社と提携したい会社があります。」といった手紙が来て沢山もらっている社長も多いのではないでしょうか。実際の所、本当に提携したいかどうかは不明です。
「この業種」という指定で手紙が来ている可能性も往々にしてございます。
それはさておき、M&Aの価格についてです。
中小企業のM&Aの現実
企業や事業の価値を算定するにあたっては、様々な手法があります。
中小企業のM&Aでは 時価純資産+営業利益x3 という価格算定が多いかもしれません。
ただし、この算定方法は目線として存在するだけです。
実際、中小企業のM&Aの価格は非常にぶれます。
一般的な目線では価値がゼロであるような案件でも、値段が付く事が多々あります。
これが私には全然理解できない部分でした。
「どうしてこんな値段で売りに出せるの?」という感じでしたが、
それでも買いたいという方がいらっしゃる現実を見て理解できました。
ただ、ほぼ利益が出ていない事業を年商とあまり変わらない価額で売却するのは困難です。
これが非常に多いです。
中小企業のM&Aは、
・中小企業側は強気すぎる
・一方で買主側のアドバイザーは目線が厳しすぎる
時があります。
事業承継までの時間などにもよりますが、ある程度柔軟な姿勢で臨む必要があります。
呼吸感を文章でお伝えするのは難しいので、進め方や売却価額のご相談などはお問い合わせください。