事業再生計画実施関連保証(感染症対応型)とは

国の制度である経営改善サポート保証をもとに各都道府県の信用保証協会で実施している制度となります。山梨県では、事業再生計画実施関連保証(感染症対応型)という名称で実施されています。

新型コロナウイルス感染症により影響を受けた中小企業を支援する保証制度です。最長15年の保証期間で、資金繰りを改善します。

期待できる効果

既存の借入の返済スピードが早すぎてお困りの方に良い制度です。

例えば、2本の借入で既存借入残高4320万円で、月返済額が58万円、つまり年間696万円の返済をしている方がいるとします。この2つの借入を1つにまとめて返済期間を15年にすると、月返済額が24万円、年間288万円の返済となり、キャッシュフローが年間408万円改善します。

保証限度額

無担保の場合には、8000万円となります。ただ、8000万円を超えている場合もあるとは聞きます。非常に重要な事は、この経営改善サポート保証は、特別枠ですので、一般枠をあけておくために利用する事も検討できます。枠の移動です。例えば、一般枠で4000万円使ってしまっているので、いざという時に使えるか不安であれば、経営改善サポート保証を利用して、特別枠に4000万円移動するというイメージです。

コロナ借換保証

もし、セーフティネット認定がとれるならば、両方を検討する事も考えられます。

利用手続き

認定支援機関(中小企業活性化協議会)の指導又は助言を受けて作成された事業計画を基礎に債権者の合意をとりまとめる必要があります。なお、この事業計画の作成には、補助金もありますので、検討する価値は非常に高いです。

認定支援機関である藤原淳税理士事務所にご相談頂ければ幸いです。

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